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ニクロムはニッケルにクロムあるいはクロムと鉄を加えた合金である。抵抗率が高い、高温でも酸化しにくい、大きな引張り強さをもつ、耐熱性が大きいという特徴があり、電熱線用の材料として用いられる。
この合金の性質は、クロムの量を増加すると抵抗が増し温度係数が減少する。しかし、クロムの量があまり多くなると加工が困難になる。鉄を加えれば加工は容易になるが酸化しやすくなる。
ニッケル‐クロム合金中のニッケルの一部(5[%])をアルミニウムと銅をそれぞれ2.5[%]ずつで置き換えたものをエバノームといい、アメリカで発表された。抵抗率133[μΩcm]、温度係数0.00002、銅に対する熱起電力2.5[μV/℃]以下。 抵抗の変化は直線的であり、マンガニンよりも優れているとのことである。
電熱線として使用されるニクロム線にはニッケルクロム第1種およびニッケルクロム第2種がある。
ニッケルクロム第1種は1100[℃]までの使用に耐え、高温においても軟化することが少なく、強度が大きく、加工が容易である。高温加熱後でも脆くはならず、硫化性ガス以外ではいかなるガスにも侵されない。高温電気炉用の発熱体に適している。
ニッケルクロム第2種は900[℃]以下に用いられる。ニッケルクロム第1種に比べ耐熱、耐ガス性はやや劣るが加工性は良好であり、800~900[℃]付近で使用される電気炉、電熱器、および抵抗線に適している。
Last Update 2009/01/05
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